TOEIC900点以上って上位数%?

TOEIC900点以上をとった場合、大抵受験者の上位数%に入っていることが添付のデータからわかります。また、TOEIC950点以上の場合、上位1%以内に入ることが多いです。でも実は......

  • 確かに受験者の中では、かなりの上位にランクされたというのは紛れも無き事実なのですが、問題は大体900点ぐらいに達した人の多くははもうTOEICを受けなくなっているというもう一つの事実があります。
  • TOEICというのはそういう意味ではどちらかというと初心者向けの試験です。世の中には実はも〜っとうまい人が沢山いるという事実も知って頂いておいた方がいいかもしれません。
  • 私の勤めている外資系にも沢山の人がレジュメを送ってこられます。殆どの人がTOEICの点数を記載して送ってこられます。
  • もちろん採用側はこれを一つの英語力の指標とします。しかし、いわゆる世の中でいわれているよりTOEICの点数は低く評価されます。
  • たとえば、よく800点以上で海外勤務可能とか、ありますよね。海外で外資の会社に入って仕事するとなると、ポジションにもよりますが800点ではまず無理です。うちですと、ローカルのアナリストで最低でも5年は修行してもらうことになります。
  • 言い忘れましたが、英語の出来は評価項目のトップアイテムではなく、仕事をする能力・適正・バックグラウンドなどのほうが遙かに重要視されることは言うまでもありません。。
  • ツールとして必要なので、できるかどうかが見られるわけです。英語はできても仕事はできない人はいっぱいいますので、必要条件であって十分条件ではないということです。